ミシマ社が年に一度発行する雑誌「ちゃぶ台」。第4号の特集は「発酵×経済」です。「菌」「発酵」という概念を一般化し、話題をよんだ『発酵文化人類学』(木楽舎)著者、小倉ヒラクさんによる20ページ以上にわたる寄稿や、鳥取で天然酵母のパンやビールづくりをし、新しい働き方、暮らし方を提案するタルマーリーのお二人への聞き書きを主菜に置きながら、「発酵」という考え方を、専門的な分野に限定した話題としてではなく、広く誰もが使える普遍的なキーワードとしてときほぐした一冊に。意外にも相性の良い発酵と経済という組み合わせの妙はこれからの時代、大きなヒントになることでしょう。
寄稿:益田ミリ/小倉ヒラク/藤原辰史/榎本俊二/近藤淳也/尾崎世界観/宮田正樹/中村明珍/内田麟太郎/滝口悠生/吉成秀夫/佐藤ジュンコ/藤本智士/松村圭一郎/高井浩章/三浦豊/平川克美
聞き書き:渡辺格・真理子(タルマーリー)
対談:町田康×江弘毅/内田樹×森田真生