70年代から90年代のブラジルで採録されたカナリアやスズドリなどの野鳥のさえずり、カエル、セミ、コオロギといった虫達の鳴き声。それらと対話するように即興的に演奏されたソロピアノ。「一台のピアノとブラジルの動物相の対話」という副題を持つ本作でサンパウロ出身のピアニストFábio Caramuruが奏でる音は、クラシック的技法やブルースのコード進行、モーダルなメロディー、現代音楽的なアプローチなど、高い音楽的素養を感じさせる多彩さを持ちながら、一貫して自然の声に寄り添いリラックスをもたらすもの。木々の隙間から零れる陽の光や清冽な水の流れ、深く美しい自然を空間的に感じるような聴き心地がとにかく素晴らしい。ピアニストの父が実際のタイルに描いたという野鳥のイラストジャケットも愛らしく印象的です。
商品情報 |
アーティスト | Fábio Caramuru |
レーベル | flau |
サイズ | 140mm×125mm |
その他 | 14曲収録 |