三角形を無数に繋げることで、強度の高い球形を作り出したジオデシックドームの設計など、20世紀を代表する技術家であるバックミンスター・フラー。生涯を通じて多くの物を発明し、今日では広く浸透している「宇宙船地球号」という言葉も、フラーが初めて使用したといわれています。
「宇宙船地球号」、その名の通り地球を一隻の宇宙船として捉える発想。こちらの本ではこの考え方を中心に環境、エネルギー、進化論、学びのあり方など、多様な問題を扱います。技術家、建築家、思想家、生前いくつもの顔をもった彼らしい一冊といえるでしょう。原著は40年も前に出版されたものですが、フラーのメッセージは今も私たちに目の覚めるような新しい発想を与えてくれます。
商品情報 |
著者 | バックミンスター・フラー |
訳 | 芹沢高志 |
発行 | 筑摩書房 |
サイズ | 文庫判/105mm × 150mm |
その他 | 210P/ソフトカバー |