「ピッカピカの一年生」や「セブンイレブンいい気分」などの名コピー、サントリーローヤルのTVCM「ランボー」プロデュースなど数々の功績で知られるクリエイティブディレクター、杉山恒太郎。本書は、一般社団法人 ACC の「クリエイターズ殿堂」受賞を記念して企画・出版された杉山氏の「オーラル・バイオグラフィー」ブック。
その半生を語ったロングインタビューや、川久保玲、大貫妙子、葛西薫、佐藤雅彦、桑原茂一ら公私ともに彼と関わってきた18人の才人たちが語る「杉山恒太郎と私」を収録し、業界のど真ん中を歩みながら「広告嫌いの広告好き」を公言する彼だからこそなせたクリエイションの秘訣に迫る構成。つげ義春、大瀧詠一、坂本龍一など同時代のクリエイターたちとの交流、ゴダールや北園克衛、亀倉雄策などからの影響…。数々の固有名とともに、70-80年代のクリエイションの現場における空気を収めた交友録としても貴重な一冊。漫画家・井上雄彦が描き下ろしたポートレイトも収録。文庫サイズハードカバーというデザインも美しい。1000部限定。
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