幸せって何だろう?星はどこから生まれる?嘘をついてはいけない?時間はどこにある?人は死んだらどうなる?答えの出ない問いに出会ったとき、どうやって考えればよいのだろう?
福祉国家として教育に力を注ぎ、選挙権の16歳への引き下げ(現行では18歳)も検討される「教育の国」スウェーデンで生まれ、世界各国で翻訳されているヤングアダルト向け哲学入門書の日本語版が届きました。ソクラテスの無知の知に始まり、デカルトの方法的懐疑、アウグスティヌスの時間論、カントの認識論など、自分で考えるための前提として知っておきたいベーシックな西洋哲学の考えを、やさしく分かりやすい言葉とカリカチュアライズされたユーモラスなイラストで紹介します。ユーモアを忘れず楽しみながら議論する習慣が育った国ならではの軽やかな知との付き合いかたから学べることは少なくありません。若い世代への推薦図書としてはもちろんのこと、まずは大人が読んで知っておきたい、哲学の知恵とノウハウが詰まった豊かな一冊です。
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