その昔「密室芸」で周辺の文化人たちを狂喜させていた頃のタモリが得意とした、インチキ言語「ハナモゲラ語」について、筒井康隆をはじめとする友人たちがいかにも真面目ぶってハナモゲラ語を研究したという体の、いわゆる思想系人文書のパロディでもある1冊。湯村輝彦・糸井重里の「ペンギンごはん」コンビや赤塚不二夫による書き下ろし漫画も収録し、非常に豪華な内容。日本では不幸にも浸透具合が低い「パロディ本」の最高峰ともいえる1冊です。帯付き、特に目立ったダメージなく良い状態です。
著者:筒井康隆・山下洋輔・タモリ・赤塚不二夫・赤瀬川原平ほか / 出版社:講談社 / 128mm × 182mm / 292P / ソフトカバー / 1981年発行第四刷 / G