商品名日記集 水筒

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税込 1,595
(税抜¥1,450

商品番号 b_lit_oth469

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茶化さずに気持ちを伝えることが難しく、ほとんどうまくやることができないが、
話していて涙が出るときは、それができているような感じがする。
泣いていることに気を取られてしまうこともあるが、ごまかしようのない心の動きがある。
何か見ると、何か思い出す。
(「二月二十二日(水)より」)

きびしい
(「八月十七日(木)より」)

自分が嫌いとか苦手とか、そういう印象のあるものに対して「芸」で乗り越えるようなことが好きだ。
誰かを気持ちよくさせるようなことではなく、当人が生き延びるための芸。
(「九月十三日(水)より」)

日記や、思い出すことそのものについて思考し執筆をつづける蟹の親子さんによる新たな日記集。今作では2023年1月1日から12月31日までの日記を収録。いつも通りに目が覚め、支度をし、買い物に行き、風呂に入る。数年ぶりに会う弟、ふと目に留まった誰かのメモのような日記、路上でまるくなり泣いた日、へんな名前の駐車場、憧れの水筒。先走る気持ちと伴わない身体、ちぐはぐな自分自身を許容し受け入れながら朝を迎え夜を過ごす。書くという行為を頼りに日々の所感に輪郭をもたせ、どこか拭えない鈍さを抱え眠りにつく。今回も512ページと圧巻の存在感。それぞれの記憶と符合させながら、ときには寄り添い、遠ざかりながら手にとっていただきたい一冊。(韓)
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商品情報
著者蟹の親子
サイズ105mm × 148mm
その他512P / スピン付き

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