商品名【特典付】夜と猫

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税込 3,080
(税抜¥2,800

商品番号 b_lad0100

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戦後の日本からフランスへの帰路、旅の途中で過ごしたNYで、藤田はアメリカの児童文学者であり詩人の”エリザベス・コーツワース”と、二人で夢のような絵本を制作していました。

等身大で落ち着いた感性でとらえらた詩は、時には猫の目線で静かな生活を観察し、ある時は人間のまなざしで母猫子猫の様子をながめ、また双方の目をもち、生活する同士として、ここにある生命として猫と人間を描きます。そして藤田の描線による猫の素描が、鋭くも息遣いを感じる毛並みをもち、詩に生命をのせるよう。僅か2日間の内に描かれたとされる、藤田のこれらの挿絵を12枚を掲載した見事なコラボレーション作品。日本初出版の幻の名作です。贈り物へもおすすめの1冊。
※特典のメッセージカードは数量限定の為、無くなり次第終了です。(原口)


◆エリザベス・コーツワース
詩人・児童文学者。
1893年アメリカ合衆国のニューヨーク州、バッファローに生まれる。
1915年、バッサー大学卒業。
1916年コロンビア大学文学修士。卒業後、日本をはじめアジアへ旅をする。旅の経験に影響を受け、『極楽にいった猫 The Cat Who Went to Heaven』(1930年)を発表し、1931年に最古の児童文学賞ニューベリー賞を受賞。詩作とともに数多くの児童文学作品を生みだした。
1986年、93歳の生涯を閉じた。


◆藤田嗣治(ふじたつぐはる)
1886年、東京に生まれる。
1913年フランスに渡り、ピカソらとも交流。油彩ながら日本画のような繊細な線描を取り入れる。
1914年に勃発した第一次世界大戦中から後もフランスに留まり、画家としての実績を築く。第二次世界大戦時下の戦争画制作についての戦犯の疑いは晴れる。
1949年、アメリカ経由でフランスへ戻る前のNY滞在中、本書のために挿絵を描く。フランスに戻った藤田は1955年にフランスに帰化する。その後世界的な画家として頂点を極めるが、1961年に郊外の田舎家へ移り住む。
1968年、81歳で病没。自身が手掛けたランスの礼拝堂に君代夫人と眠る。


◆矢内みどり(やないみどり)
美術史家。東京に生まれる。
慶應義塾大学で美学美術史学を専攻し卒業。
その後、同学でフランス文学専攻卒業。卒論は「日本人の美意識と桜」「ユイスマンスの『さかしま』とギュスターヴ・モローのサロメ像」。
目黒区美術館で約30年間学芸員として、藤田の挿画本の初の集大成である「レオナール・フジタ絵と言葉展」(1988年)、「高野三三男アールデコのパリとモダン東京」展(1997年)、「山名文夫 永遠の女性像・装いの美学」展(1998年)など、他多数の企画・実施。
著書『藤田嗣治とは誰か』(2015年、求龍堂)、共著『日本の近代美術8―日本からパリ・ニューヨークへ』(1993年、大月書店)、共著『日本の近代デザイン史』(2006年、美学出版)。趣味:茶の湯、活け花。

-求龍堂HPより
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商品情報
作者詩/エリザベス・コーツワース 絵/藤田嗣治 訳/矢内みどり
発行求龍堂
サイズ
その他72P / 上製本 / 図版12点

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