ヴァンジ彫刻庭園美術館ので開催された「すべての ひとに 石が ひつよう 目と、手でふれる世界」(2021)の公式図録。「石の声」を聴くように制作を行う8名の作家、イケムラレイコ、大木達美、ホセイン・ゴルバ、廣瀬智央、ジュリアーノ・ヴァンジ、冨長敦也、北川太郎、長谷川さちによる石彫作品が紹介されています。
本展覧会のタイトルは、当店でもロングセラーの絵本『すべての ひとに 石が ひつよう』から付けられました。地球のうえに生きる私たちに絵本が問いかけをしてくれたように、石と向き合って制作された石彫作品を通じて、石と人、自然と人との根源的なかかわりについて思いを巡らせるきっかけとなりますように。
あなたは、自分の石を持っていますか?―北山耕平
北山耕平「なぜ すべての人に 石が必要なのか?」(バード・ベイラー著、ピーター・パーナル画、北山耕平訳『すべての ひとに 石が ひつよう』河出書房新社、1994年、P.34)