お父さんとお母さん、それに子どもが12人いる「こびと」の一家が一冬を越す家を探しています。12人のうち双子のボタンくんとスナップくんが立ち上がり、二人だけで家探しの冒険に出かけたところ…。フィンランドの絵本作家オイリ・タンニネンによるファンタジーあふれる愛らしい物語。元々は、フィンランドの住宅事情から生まれたはなしとのことですが、そんな背景すら愛おしく思える、ユニークさと黒と緑とオレンジで統一された優れたデザインも魅力の一冊です。ページに細かなシミが見られる箇所もポツポツとあり、綴じも若干ゆるくなっているところもありますが、経年を考えると概ね古書として標準的な状態かと思われます。どうぞ事前にご了承くださいませ。