リアルな造形と愛嬌ある表情がたまらない、恐竜や動物たち。これらの作品はなんと、紙とセロテープでできています。7歳の頃から20年間にわたった同じ方法で生き物を作り続ける植田楽(うえだひらく)さん。
こちらは、恵文社ギャラリーアンフェールで開催された「植田楽展示 おうちの動物たち」にあわせて制作された写真図録です。過去の展示で楽さんの元を離れ、誰かの家にもらわれていった動物たち。その新しい部屋での様子が撮影されています。食器棚の上、本棚の隙間。すっかり暮らしに馴染んだ姿はなんとも愛らしい。大きさの異なる冊子を紙とセロテープで作家自身がくっつけた造本もユニークです。当店入荷分はいずれもサイン入りです。展示企画、図録発行は出版社「さりげなく」。限定300部。 出版社「さりげなく」とは?
20代の若い編集者が新たに立ち上げた出版社。出版社名とは思えない気の抜けた名前の通り、普段の編集業を書籍以外に主戦場を置く彼女の自由な発想からつくられる本や企画には要注目。
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