20年以上もの間、北アメリカのミステリアスな郊外や荒涼とした風景、独自のスタイルが光るポートレイトなどから物語を紡ぎだしてきた写真家 Todd Hido(トッド・ハイド) の最新作。本作で、写真家はアメリカを飛び出し、暗く広大な北ヨーロッパから北日本海までを広範囲に旅しながら、北欧神話において世界の終りの前兆を示すとされる"終わらない冬"「フィンブルの冬(Fimbulwinter)」 の世界観を表現します。フロントガラス越しに捉えられた、終末的な雰囲気漂う広漠とした無人の風景写真には、美しくも不穏な質感を世界に見出す写真家独自の感性が刻印されています。折り込みポスター付き。
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