「うみのみずはみんなかわからくるの?じゃあかわのむこうにはもっとおおきなうみがあるのかも…!」と、川の秘密をさぐりに上流へとさかのぼりだした「じろー」を待っていたのは? 海や川のしくみを教えながら子どもの好奇心を愛情込めて描いた優しい一冊。行く先々で動物に出会う様子も可愛らしい。幻想的な作風が特徴の司修ですが、本書は少し異なり鉛筆描きのようなシンプルで愛らしいタッチが素敵です。70年代の「こどものとも」の魅力がいっぱい。 経年並のくたびれはありますが、読む分には問題なく雑誌絵本古書として標準的な状態です。本書はおそらく過去にも書籍化はされていないと思われます。