奈良在住の詩人で、年1回発行の雑誌「八月の水」編集人である西尾勝彦さん。2010年に刊行され、しばらく完売状態だった彼の詩集の第2刷が入荷いたしました。奈良へ移り住んで9年になる(刊行当時)西尾さんが、休日の長い散歩や静かな家庭生活でのささやかな感興を、素朴で美しい言葉にのせた珠玉の作品集です。地べたや青空、古樹の並立つ森など千年変わらぬ自然が残る土地で、季節の確かな経巡りに身を置く歓びが謳い上げられ、読者をはるかな物思いへ誘います。イラストレーターのイケダユーコさんが手がけられたグラシン紙の表紙カバーは、朝の光に透かすと、ステンシルで描かれた雲がやわらかに浮かび上がる素敵な仕様。彼女のデザインによる特製のしおりもついています。
商品情報 著者:西尾勝彦 / 発行:BOOKLORE / 130mm × 175mm / 72p / ソフトカバー 1500
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