設立から約5年。一冊一冊こだわりぬいた本づくりで多くの読書人に支持されるひとり出版社は、どのように生まれ、歩んできたのか。編集未経験からの単身起業、ドタバタの本の編集と営業活動、忘れがたい人たちとの出会い。いまに至るまでのエピソードと発見が、心地よい筆致でユーモラスにつづられています。バーナード・マラマッドの復刻に始まり、従兄の死に導かれ出版にたどり着いた『さよならのあとで』、古本を愛する同士と共に見いだした関口良雄や上林暁らの随筆作品などなど、個人的な思いに根ざした、それぞれの刊行物エピソードが愛書家の心に響くことでしょう。
商品情報 著者:島田潤一郎 / 出版社:晶文社 / B6判並製 / 288P / ソフトカバー
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