商品名中川政七商店のものづくり ものざね
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江戸時代中期の創業より、手仕事によるものづくりを大切にしながら営みを続けてきた中川政七商店。つくり手の技術や知恵、かたち、そのルーツを掘り起こし、そこから導き出したアイデアをかけ合わせ、「何を大切にして、何を残すか」を自問自答しながら、ものづくりに取り組み続けています。
本書は、中川政七商店が自ら手がけた初のブランドブック。手績み手織りの麻、目の粗い薄織物、割烹着やもんぺなどの暮らしの道具、リネンフライスや常滑焼などの自然素材を生かしたプロダクト、3Dプリンタを使った新しい郷土玩具、益子や信楽など産地ならではの特徴を生かしたうつわまで、歴史を継承しながら、同時に「日本の工芸を元気にする!」というビジョンのもと協業的に全国のつくり手と展開してきた、ものづくりの歩みと試みを紹介。 各地のつくり手との対話、商品開発の過程を綴った日記、デザイナーへのインタビュー、哲学者の鞍田崇やデザイン研究者の水野大二郎による寄稿など、多角的にそのプロセスや意匠に光を当てたエディトリアル、ものの魅力が伝わるビジュアル、コデックス装を採用したデザインにも当ブランドらしいこだわりが感じられます。 向き合う"もの"の核となる「物実=ものざね」を丁寧に紐解き、ゆっくりと紡ぎ直していく。職人やデザイナー、企業だけでなく、エンドユーザーの私たちにも"もの"との関わりにおいて大きなヒントをもたらす一冊。
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